いちご鼻を治したくて様々な方法にチャレンジする方も多いと思います。
巷では色んないちご鼻改善法があふれていますよね。
昔は毛穴パックで角栓をごっそり取り除く!というのが流行っていましたが、
最近では「ワセリンがいちご鼻に効く!?」という話しまで出てきています。

すぐさまやってみたくなる気持ちも痛いほど分かります。。。
しかし、
「何を根拠にそういっているのか」
「本当に効果はあるのか?」
と冷静に判断してほしいです。
今回は、最近話題になっている「ワセリンパックでのいちご鼻改善」について、その原理と肌荒れ悪化のリスクを考えます。
ワセリンがいちご鼻に効くってどうゆうこと?

ワセリンと聞くと、唇のひどい乾燥を治すために塗るもの、というイメージが強いかと思います。
イメージとしては合っていますが、正しくは、ワセリンは肌の上に膜を張るラップのようなもので、水分は逃さないが、ワセリンそのものに水分を与える作用はありません。
ワセリンは石油が原料なので、切り傷による出血を止めたり乾燥を止めるための湿潤療法として使われます。
石油が原料、といっても天然の原料から不純物を取り除いて精製されるので安全なものですし、皮膚科でも処方されることがあるぐらいです。
ちなみに、不純物が少ない順でいうと、
サンホワイト→白色ワセリン→黄色ワセリンです。(写真の左から)
さて、そんなワセリンがどのようにいちご鼻に効くのでしょうか?
ワセリンがいちご鼻に効く!?とされる根拠
ワセリンを入浴中にパックして使うとか、夜スキンケア後に塗って寝るなど使うシーンは様々ですが、根拠は何かという点でみていきたいと思います。

なぜいちご鼻にワセリンが効くかというと、
- ワセリンが角栓を溶かす
- ワセリンの油分が毛穴の皮脂汚れに馴染むので、朝洗顔すると汚れが落ちる
からだと言われています。

たしかに、油同士はとても良くなじむと言われていますよね。
でも、その根拠って正しいのでしょうか?
ワセリンパックは間違いだらけだった!
そもそも角栓とは?という話しになるのですが、角栓は、皮脂ではなくタンパク質でできていて、角栓の70%は古い角質=タンパク質です。
タンパク質はアミノ酸によって構成されるもので、油分ではありません。
角栓の残り30%の中に、皮脂やほこり、メイク汚れなどが挙げられます。
そう、 角栓=タンパク質なので、油分であるワセリンでは角栓を溶かすことはできません。
また、ワセリンの油分が毛穴の皮脂(角栓の30%)汚れに馴染む、といっても、70%は古い角質=タンパク質を溶かすことはありえません。

界面活性剤や他の洗浄成分と一緒なら洗い流せますが、ワセリン単体では角栓を取り除くことはできません。
これではいちご鼻が改善しませんよね。
それどころか、よけいに毛穴が詰まりやすくなります。
いちご鼻にワセリンパックはニキビができる危険も

毛穴が詰まって皮脂が溜まると、アクネ菌が増えてニキビができます。
さらに、 ワセリンを塗ることによっていらない油分が増してしまい、ニキビの温床になりかねません。
ニキビの原因は、毛穴が詰まる+皮脂(油分)が過剰になることなので、
ワセリンパックはいちご鼻だけでなく、ニキビというさらなる肌トラブルに見舞われる危険性があります。
ワセリンパックはむしろ汚れを蓄積する!?
また、ワセリンの使用シーンでもつっこみどころ満載です。

まず、お風呂でワセリンパックすることで肌が保湿されて、ごわつきやザラザラがなくなって、つるんとするといいますが、
お風呂で汗をかくということは、毛穴から体の中の水分や汚れや不要な塩分が抜け出てるってことです。
その毛穴をワセリンでパックしているということは、その毛穴からは水分や汚れや不要な塩分が抜けない
=余分な汚れや塩分を溜め込んでるってことになりますよね。
せっかく汗をかいて汚れや不要なものを体から出そうとしているのに、ワセリンでパックしてしまったら、意味がありません。
(洗顔後でも、無意味だと思います)
ワセリンパック後はどうする?寝る前にワセリンを塗るなんて!
また、ワセリンを洗い流すときは、どうするのでしょうか。
ワセリンは油なので、水では落ちませんよね。
水(お湯)で流しただけだったら、油分が毛穴に詰まったままです。また洗顔するはめになります。
W洗顔は乾燥のもとです。
肌が乾燥すると、余分な皮脂がでますので、角栓が増える、という悪循環に陥ります。
一方、夜ワセリンパックして寝る、という方法について。
夜ワセリンを塗って寝るのは、化粧水をしっかり塗って保湿したあとに乾燥対策としては良いかもしれません。

しかし、ワセリンって寝具に付着すると、ベタつきを取るのに苦労しますし、マスクしてそれを防いだとしても、寝てる間にマスクが外れる可能性もあるわけです。

わたしなんか寝返りもよくうつし、寝相が良いわけではないので、マスクは絶対外れる自信があります(笑)
しかも、朝の洗顔はワセリンを洗い流すのに時間もかかります。
保湿だったらクリームを塗れば、それで事足ります。
正直、ワセリンを使うことのメリットが見出せません。
効果があった人にはそれが合っているのかもしれませんが、いちご鼻が改善する根拠としては不十分だと思います。
ご自分で確かめてみるのも良いとは思いますが、方法や、毛穴の黒ずみの原因もよく考えて、
納得した上で実践してほしいです。
ワセリンパックがいちご鼻にNGのまとめ

ワセリンパックがいちご鼻にNGなのは、
- 皮脂以外の70%の古い角質(毛穴汚れ)=タンパク質なのでワセリンでは角栓を溶かすことはできない
- お風呂での(鼻)ワセリンパックは、せっかく余分な塩分や汚れを汗とともに出しているのに、ワセリンがそれを妨げてしまうので、角栓は溜まるばかり
- 最悪、ニキビまでできる
正直、ワセリンパックのメリットは皆無です^^;
正しいいちご鼻の改善方法は?
いちご鼻を改善するには、正しい洗顔を続けること、
これに尽きます。

ただし、毛穴の汚れを取りたいからといって、ゴシゴシしてはいけません。
優しく洗い上げましょう。
また、メイクはちゃんと落ちるクレンジングを使ってください。
最近のメイクは毛穴の奥まで入り込むような、粒子の細かいものが多いので、拭き取りシートやリキッドクレンジングでは落としきれないことがあります。
でも、クレンジングもして洗顔もってなると、「W洗顔は乾燥のもと」じゃないの?と思います。
なので、W洗顔不要のクレンジングを使うのがおすすめです。

わたしがいちご鼻に悩まなくなったのは、DUOクレンジングバームを使い始めたからでした。
管理人のいちご鼻の変化がこちら↓

詳細は別の記事にまとめています!
おすすめのW洗顔不要のクレンジング
わたしが使っている【DUOクレンジングバーム】は、W洗顔不要で、しかも肌にやさしいクレンジングです。

洗浄力が強いクレンジングだと、肌に必要な分の皮脂まで落としてしまって肌の乾燥を招きますが、
DUOクレンジングバームはメイクをしっかり落とすのに、スクラブ剤・ピーリング成分は不使用で、肌を傷つけることなく洗い上げます。
また、エイジングケアが期待できる美容成分を配合しているので、洗い上がりがしっとりしているのも特長です。
しかも、パラベンなどの旧表示指定成分、鉱物油、石油系油脂、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、アルコール、これら全てフリーなのが嬉しい。
わたしは黒ずみが目立ついちご鼻が悩みで、それを改善したくてDUOクレンジングバームを使い始めました。
以前はリキッドクレンジングやホットゲルクレンジングを使っていましたが、DUOクレンジングバームはすぐに洗い上がりの違いを実感しました。
もちろん、すぐにいちご鼻が改善されたということはありませんでしたが、徐々に毛穴の黒ずみが薄くなり、だんだん角栓が目立たなくなりました。
前はメイクしても小鼻の黒ずみがものすごく目立ってしまっていましたが、おかげさまで、今は厚塗りしなくても黒ずみが目立たなくなりました(^^)
ワセリンより、DUOクレンジングバームの方がよっぽど効果的だと思います。

真剣にいちご鼻を治したいという方に、おすすめできるクレンジングです。
ただし、短期間(1日とか1週間とか)では治らないので、即効性を期待する方にはおすすめできません。
いちご鼻は汚れが蓄積して、年月かけてできるものです。
それを改善するのにも、長い年月がかかるわけです。
いちご鼻を本気で治したい方は、正しい洗顔を続けてください。
あと、洗顔後の保湿も十分にしてくださいね。
DUOクレンジングバームを使ってみたい方は、今なら最大50%OFF・送料無料の初回購入キャンペーンをやってますので、ぜひ利用してください。
追記:DUOクレンジングバーム クリアも使ってみました!
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